ハーモニックマイナースケール


ナチュラルマイナースケールがマスターできたら次はハーモニックマイナースケールです。ここで大事な事はナチュラルマイナースケールを土台にしてハーモニックマイナースケールを覚えるという事です。楽器ごとの指使いとかは弾きこんで覚える必要があります。それはそれで各自練習して下さい。音の把握という面ではあくまでナチュラルマイナーから変化する形で覚える意識を持って臨んだ方が良いと思うので、ここではそちらに的を絞って話を進めます。

ハーモニックマイナースケールはナチュラルマイナースケールの7番目の音が半音上がったスケールです。移動ドでスケールを下から読んでいくとラティドレミファシとなります。

移動ドでの読み方は呪文のように唱えて覚えてしまって下さい。これは視唱の練習の予備練習としても非常に有効です。さらに楽器で音を確認して歌えるようにするとさらに良いと思います。楽器練習はそれからで結構です。メジャースケール=ナチュラルマイナースケールの音と違うのは「シ」のところだけですから楽器で練習するときはそこだけ意識していけば良いはずです。マイナースケールのルートの半音下ですからここまでの物より覚えやすいですよね?

メロディックマイナースケール


ハーモニックマイナーも仕上がったら次はメロディックマイナースケールです。ここで注意が一点。メロディックマイナースケールは、上昇がいわゆるメロディックマイナーの音の並びで下降はナチュラルマイナー。理論書等でこんな説明を読んだ事がある方もいらっしゃるかと思います。ですが、ここではそれはどっかにうっちゃっておきましょう。上昇/下降共にいわゆるメロディックマイナースケールの音の並びのままで考えてしまって結構です。(これをジャズマイナースケールなんて書いてある本も洋物の中にはありますが。)

さて、メロディックマイナーを最後に持って来たのはハーモニックマイナーから変化させると考えた方が音を把握するのが楽だからです。ハーモニックマイナースケールの6番目の音を半音上にするとメロディックマイナーです。6番目の音というと「ファ」ですね。「ファ」の半音上はここでは「フィ(fi)」という事にしておきます。そうするとメロディックマイナースケールはラティドレミフィシですね。 ハーモニックマイナー同様、しっくり来るまで唱えて覚えてみて下さい。

マイナースケールの完成


さて、以上でマイナー3種類マスターです。フィジカルな練習方法は特にメジャースケールと変わる訳でもないので、もし必要ならメジャースケール編のEx.1〜3を応用してみて下さい。完成の基準もメジャースケールと特に変わらないのですが、とりあえずはハーモニックマイナーとメロディックマイナーの移動ド読みは馴染みが薄いかと思いますので、これを優先的に仕上げる事になるのではないでしょうか。


[1]戻る
[2]相対音感とスケール練習〜マイナースケール編(1)

[0]トップページに戻る
2010 (c)Onlineイヤートレーニング