DAWソフトを活用する
さて、ベースラインを採り終わったらコード進行を採ります。
コードに関しては大抵はベースの頭の音が最低音である事が多いです。採譜にあたってはベースラインを見ながら作業するのが効率的です。慣れてくればなんとなく最高音を意識していればコードが何なのか分かる場合が多いのですが、初めのうちは3度がメジャーなのかマイナーなのかsus4なのか、5度は完全五度なのかそれ以外なのか、トライアドなのか四和音なのかと、音を鳴らしながら段階的にチェックしていきましょう。
sus4、diminishとマイナー7th(b5th)に関しては音がかなり特徴的で掴みやすいので、出現した際にはよく記憶しておくと良いと思います。
ウワモノを採譜する
コードを採り終わったらいよいよ個別パートの採譜です。これに関しては楽器ごとの特徴等も絡んで来るので採譜のススメ(2)で細かい事を書きたいと思います。
とりあえず全体的に言える事は最低音/最高音→内声という順番で採っていくのが通常です。単音の場合はそんな事は気にする必要無いですけれども。
ボーカルを採譜する
インストだったら関係ありませんが、ボーカルがある曲では当然採譜する必要があります。実は順番的にどの段階でも構わないのですが、一応ここでは最後に書かせて頂きました。
身も蓋もない話ですが、歌手が音痴だと意外と手こずる and 場合によっては気持ち悪くなります・・・orz誰がとかは間違っても聞かないで下さい・・・。
トレーニングとしての採譜
以上、大まかな採譜の仕方について紹介させて頂きましたが、トレーニングとして考えた場合、必ずしも全パートをこなす必要はないと思います。和音が厳しければまずはボーカル(主旋律)とベースだけ集中的に沢山採譜してみるとか、好きなように採譜していけば良いのではないでしょうか。ただ、ベースだけはある程度楽に採譜できるようになるまでは毎回採るようにした方が良いんじゃないかなと思います。
採譜した楽曲に関してはできれば楽典的に分析して、面白いなとか耳に残るなというところを、データとしてストックしていって下さい。ストックしたデータは他の楽曲を採譜する時に役に立ちますので。
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[2]採譜の手順(1)
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