絶対音感
絶対音感とは個々の音を聴いて、何の音なのか分かるという能力です。臨界期(〜6歳ぐらい)までに訓練しなければ身に付かないというのが通説です。
自分の演奏楽器に関しては絶対音感を保有しているという人が時々いますが、これは厳密には絶対音感ではない可能性が高いと思われます。無意識のうちに楽器上のある音を記憶していて、そこから相対的に判断している事が多いためです。
一時期絶対音感が異常にもてはやされたために、何か絶対音感信仰のようなものが日本に広まってしまいました。しかし、絶対音感が相対音感より優れているという事ではありません。あれば便利には違いありませんが。
また、厳密過ぎる絶対音感による弊害が語られる事もあります。チューニングの基準音は時代、用途により変化するからです。
絶対音感が有利な点としては、無調性の楽曲の際でも音が問題なく取れる点です。これに関しては相対音感では敵わないところです。
[1]戻る
[2]相対音感
[3]疑似絶対音感?