イヤートレーニング関連の教則本 〜相対音感習得のお勧め教材〜
このページではイヤートレーニング用の教則本を紹介させて頂きます。
たった4冊だけなので、ご覧になられた方は拍子抜けされるかもしれません。何故こんなに少ないかというと、私自身が実際に使って、さらには効果が実感できたものに限定しているためです。
この手のトレーニングはとにかく根気と時間を必要とします。ここで紹介する3冊の本(『初心者のためのビギニングイヤートレーニング』はもっと短期間で終わりますが。)も本気で取り組めば1年とか2年単位で習得する内容ですので、そんなに数がこなせるものでもありません。また、楽典等の知識習得に関しては色々な書籍を読めば理解が深まるという側面もあるかと思いますが、音感の訓練については方法に一貫性があった方が身になるのではないでしょうか。不毛に大量の教則を購入するよりも実際に力がつくものにじっくり取り組むというスタンスでごく少数に限定させて頂きました。
いずれも独習が可能で、当然の事ながら相対音感の習得を目的とした教則本です。学習にあたっては自分で音を確認するのにキーボード等の鍵盤楽器を使用される事をお勧めします。
紹介した以外にも優れた教則本は沢山あるでしょう。ここに書いた以外のものから自分にあった本を探すのも良いと思います。ただ、ポップス畑の教則本ではほとんどまともな本が無いのが現状なので、クラッシックの教則を中心にあたられる事をお勧めします。
教材の選択基準としては初心者のための相対音感トレーニングが診断テスト代わりになるかと思います。こちらのページの練習が問題なくこなせるようならば「視唱の練習 和声感の育成をかねて」からスタートするのをお勧めします。結構苦しいようでしたら「インプロヴィゼイションのための イヤートレーニング」で基礎的な練習をしてから「視唱の練習 和声感の育成をかねて」に進む方が効率が良いかと思います。「音楽家の基礎練習」に関しては他2冊と肌合いが違い、音感というより読譜全般のテキストなのでどのレベルからでもスタートできると思います。
[1]相対音感習得のお勧め教則本
[2]聴音の教材