怪我の予防(3)怪しげな脱力法

またまた前回もったいぶってしまった脱力の話題。
いよいよ最終回です。

さて今回は前回もちょっと書きましたが、ちょっとオカルトな物が絡んできます。
うさん臭い話題はごめんだよという方や、新興宗教にはまった事があるような方は読まない方が良いかと思われます。とりあえず何だか知りませんが、怪しげな方に深入りして高い壷買わされたり、先祖の祟りがどうこう言い出しても私は一切責任を負いかねますので、その点を先に断っておきます。

と、十分に前置きしたところで・・・。
脱力に一番効果的な方法。それはヨガとか気功なんじゃないかと個人的に思っています。
実際のところ、脱力に関しては自律神経だとか交感神経/副交感神経だとかが深く関わっているのでないかと思いますが、現時点では科学的な方法が確立しているとは言いがたいのではないでしょうか?まあ、そうすると結果的に感覚を頼りに構築されて来た方法に活路を見出すしかない訳です。

まずヨガですが、現在日本でメジャーなのはハタヨガと呼ばれる種類の物です。
外面的にはちょっと複雑なストレッチという感じですが、脱力という事で見ると呼吸と内観する意識が重要です。
ストレッチ自体がもともとヨガの影響下にあるような気がしますが、なぜかこの重要な要素が抜け落ちてしまっているのは不可解な点です。明らかに体感上の違いが出るのでそこは省いちゃいかんと思うのです。
ちなみに最近、ピラティスが西洋版ヨガだとか話題になっていますが、こちらもちゃんと呼吸を意識する一派とただの体操化してしまっている一派があります。

ヨガに関しては一時、オ○ムの事件のせいで下火になっていましたが、最近はまた復権して書店でも気軽にDVD付きの書籍なんかが手に入ります。と、ここで普通だったらDVD付きのおしゃれな一冊でも紹介するのが筋なんでしょうが、ひねくれ者な私は表紙からして変態的な、ハタヨガの真髄―600の写真による実技事典でも紹介しておきましょう。ちなみに1918年生まれのアイアンガー大先生は現在もご存命です。

次に気功。
最近はヨガは大分市民権を得て来たような気がしますが、気功というとなんか腹の上にコンクリートブロックを置いて、ハンマーで叩き割るようなアホなイメージを思い浮かべる方も多いかと思います。まあ、ここで言う気功というのはそういうのではなくて、イメージを伴う体操という感じでしょうか。

シンプルなものとしては甩手とかでしょうか。って、まず漢字が読めねーよと突っ込まれそうですが。
甩手はスワイショウと読むのが日本では一般的ですね。ただ手をブラブラ振るのを繰り返すだけの体操です。前後タイプの物と回転するタイプの物があります。で、早速動画を・・・と思ったのですが、Youtubeを漁っても意外にも思うような動画が見つかりません・・・。なので、簡単に前後タイプの物を文章だけで解説しましょう。まず肩幅位に足を開いて立ってください。両足は平行にする意識の方が良いかと思います。で、おもむろに両腕をブラブラ前後に振ってください。ただこれだけです・・・。

ポイントは力を入れずにブラブラする事。それと身体全体が腕の振りに釣られて一緒に揺すられる意識でやると良いのではないかと思います。上半身の感覚としてはブランコの立ちこぎを力入れずにやっているような感じ?ついでに指先から身体の中の要らない物がはるか前方に飛んでいくようにイメージしてみましょう。とりあえず、物は試しで10分ぐらいボーっと、テレビでも見ながらひたすらぶーらぶらぶーらぶらやって見てください。不思議なぐらい肩が滑らかに動くようになってきます。

まあ、これで気に入ったら何か本でも読んでください。フィットネスクラブで指導しているのとかは大丈夫だと思いますが、あんまり個人の教室とかは近づかない方が良いと思われます。かなり怪しげな業界ですので・・・。なにか参考になる本ぐらいはあげておかないと広がらないので、興味がある方は定番の気功革命―癒す力を呼び覚ますあたりを読むのが無難なんじゃないでしょうか。ちなみに動功に関しては映像じゃないと今いち掴みづらいのですが、DVD版(気功革命 秘伝・伝授編〈巻の1〉)はやけに高額です。高額なのに何故かホームビデオ並みの低画質。
いや、内容は良いんですが・・・。

と、この辺で普通の人はかなりドン引きだと思いますが、さらに怪しげな方に突入していきます。
上では動きを伴う方法論を書きましたが、さらにディープな物としてイメージだけで緩めていく方法もあります。気功であれば放鬆功という名で知られる方法ですが、日本にも似たような方法が存在するのでそちらを紹介しておきましょう。軟酥の法(なんそのほう)というものです。これは臨済宗の白隠が著書「夜船閑話」の中で紹介しているものです。

まずどこか落ち着いて座れる場所で背筋を伸ばして座ってください。頭の天辺から暖かくてドロッとしたものがしみ込んでくるところを想像してください。ドロッとした暖かいものはゆっくりと足の方に向かって身体の中を降りていきます。目の奥の方、鼻の奥の方、喉の奥の方を通って肩まで来ます。腕の方にも降りていきます。・・・以下、ずーっと足の裏までゆっくりとイメージを降ろしていってください。

この方法、うまくいけば今まで体感した事がないほど深いリラックスを体験できます。イメージが苦手だとうまくいかない場合も多々あるようですが。もう一つの方法として自律訓練法でもうまくいけば似たような深いリラックスが体験できますが、キリがないのでこの辺で終わりにしておきましょう・・・。

脱線し過ぎで楽器の練習とは随分と遠ざかってしまいました。なんで、こんなに長々と訳の分からない脱力の話をしたかと言いますと、一回深い脱力を体験するとちょっと身体感覚が変わりますよという事を言いたかったのです。そもそも脱力できている状態というのが分からないと、実際力を抜けと言われてもそうそううまくできるもんじゃありません。それが一回感覚を知ってしまえば、そこにどう行き着くかという話に変わってくる訳です。

まあ、メチャクチャ長い記事で強気に断言しましたが、本当のところは私もよく分かっている訳ではありません。(^^; 読んでみて面白そうだなと思えば、遊び半分で試してみてください。オカルトキモっという場合は華麗にスルーしてやってくださいまし・・・。本日はこんなところで。

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