小型キーボード一台でなんとかするコース(〜9999円)

練習キーボードの最低限の条件とは?

この価格帯で、しかも単体で音が出るという事になると非常にシビアです。
性能も限られた物になってしまうので、将来的にDTMもスタートしたいなんて場合はちょっとお金を貯めて次のページで紹介予定のMIDIキーボードにした方が良いと思います。そこら辺の割り切りがついた上で必要な機能を考えていく事になります。

前置きが長くなりましたが、ぼちぼち実際の選び方の話に入りましょう。 あまり贅沢な事は言えませんが、

49鍵
ACアダプタ付き
スピーカー内蔵

この3つの条件だけは満たしておきたいところです。

まず49鍵という事ですが、これはベース+右手のコードという基本のボイシングを演奏する事がギリギリ 可能な鍵盤数です。これ以下になってしまうと残念ながら両手弾きのコードは無理と思っておいた方が良いでしょう。 それではわざわざ鍵盤を使う意義がなくなってしまいます。逆に鍵盤数がもう一段多い物になると、 60鍵以上で一気に大型化してスペースの問題が出て来ます。結果的に49鍵以外の選択肢は除外されてしまいます。

2つ目の条件のACアダプタですが、これはコンセントにさして使います。
・・・そんな事は言うまでもなく当たり前ですが。

問題は何故かこのクラスのキーボードは電池駆動が基本だという事です。
別にコンセントから電源とれなくても電池だけでもいいじゃないかという方もいらっしゃるかもしれません。 ですが実際に使ってみると電池交換って意外と煩わしいもんです。悪い事言わないからACアダプタ附属にしておきましょう。

第3の条件はスピーカー内蔵。
これは音源一体型の物は基本付いている物ですが、MIDIキーボードの場合はスピーカーも音源も 付いていないので間違ってそういう物を買ってしまわないように注意してください。

以上が押さえておきたいポイントですが、このポイントを押さえると自然と選択肢が絞れて。 絞れて絞れ過ぎて。なんというか・・・選択肢がありません。

一個しか機種がなくて恐縮ですが、カシオのCTK-240 一択です。 同じカシオでもう一段下の44鍵のSA-76 がありますが、そちらは別売りACアダプタを買うと 値段が逆転してしまう上、ミニ鍵盤(ピアニカみたいなサイズの鍵盤)なのでCTK-240 にして おいた方が良いでしょう。

最後にその他のオプションですが。できればあった方が良いとはいえ、ピアノ椅子とスタンドは予算的にスルーしたいところだと思います。とは言え、高さが合わないと手には負担ですので、余裕があったらスタンドだけでもあると便利です。X字型の折りたたみ式ならそんなに場所もとらないし、今後もうちょっと上等なキーボードが欲しくなったりした時も使い回しが効きますので。